冥土ノ土産ニ音楽ヲ80's

Scorpions
「Love at First Sting」

Harvest 1984

美しい歌声と曲で彩られた意欲作

このアルバムを制作するためにかなり多くの候補曲を制作、その中から厳選したというだけあって、すべての曲がいい。
アナログ盤のA面はノリのいいスピード感のある曲を、B面は聴かせる曲をという風にハッキリ分かれた構成になっています。
ギター仙人ウリ・ジョン・ロートから交代した若きリードギタリスト、マティアス・ヤブスが随所ではじけています。
こういう手数の多いギター演奏は大好きです。
Vo.のクラウス・マイネは相変わらずの美しいを声を聴かせてくれるし、マイケル・シェンカーのお兄さんであるルドルフ・シェンカーは相変わらずいい曲を書いてくれます。
そしてこのアルバムでは不朽の名作、9「Still Loving You」を届けてくれました。
マイナーコードのアルペジオで静かに始まり、囁くようなクラウス・マイネの声が入った瞬間はたまらない。徐々に盛り上がり、「Still Loving You」と歌う最後のリフレインへ、鳥肌モノのバラードです。
この曲も含めて、スコーピオンズの曲に共通しているのが日本人の感情に馴染みやすいマイナーな曲調が多い点。そしてクラウス・マイネの声が日本人の耳によく合う。「Tokyo Tapes」というライブアルバムで聴ける「荒城の月」のVo.を聴いてそう思いました。
そんな美しい声と楽曲で埋め尽くされた本アルバムは思惑通りアメリカでも好セールスを記録。
2「Rock You Like A Hurricane」に象徴されるようにメロディアスでキャッチーだけどハードロックであることをしっかりと意識した重厚な作り、音作りを怠りません。
8「Crossfire」のような異色な名曲もあり、バラエティに富んだすばらしいアルバムだと思います。

Reference

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フルアルバム

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Scorpions「Love at First Sting」
  1. Bad Boys Running Wild(3:54)
  2. Rock You Like A Hurricane(4:11)
  3. I'm Leaving You(4:15)
  4. Coming Home(4:58)
  5. The Same Thrill(3:30)
  6. Big City Nights(4:09)
  7. As Soon As The Good Times Roll(5:01)
  8. Crossfire(4:34)
  9. Still Loving You(6:27)
Label
Nippon Phonogram Co., Ltd.
Catalog#
PPD-3067
Format
CD, Album
Country
Japan
Released
1984
Genre
Rock
Style
Hard Rock

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