Atlantic 1984
カラっとしたエレキギターのハードなリフで始まる導入。
ドラムと一緒に鳴ってるオーッオーッという音がかっこいい。
曲全体でギターがハードにかき鳴らされててとてもいい。
サビでのちょっとしたシンセの使い方が効果的。
当時、この1曲を聴いてこのアルバムが気に入りました。
2はシングルカットされたナンバー。
こういうちょっとマイナーな曲調がVo.のルー・グラムの声に良く合うなぁ。
一緒に歌って気持ちいい歌。
3は言うまでもなく全米No.1を飾った不朽の名作。
すこしづつ盛り上がって最後は大合唱の壮大なバラード。
産業ロックと揶揄されたこの頃のフォリナーですが、たくさんの人を感動させることのできる美しい曲を作れることはやはりすばらしいアーティストであることの証明だと思います。
5はアナログLP・A面の最後を飾る、ギターリフが最高にかっこいいシンプルかつハードなナンバー。
実はこのアルバムはアナログLPのA面の最初と最後、B面の最初と最後にこういう曲が配置されています。やはり要所はこういうハード路線でしょうか。
8はこのアルバムの中で一番好きな曲。2、3同様、美しいメロディラインにのせて「恋愛でいつまでも悲しんでちゃだめだ」と語りかける非常にポジティブな曲。
このアルバムはシンセを多用したミディアムナンバーとギターを前面に押し出したハードなナンバーの緩急の差がはっきりしていて、曲調が見事にきっぱりと分かれています。
これを焦点のはっきりしない売れ線狙いの産業ロックととるか、円熟したバンドの多様性ととるか。