Parlophone 1986
今でも現役バリバリ。
元建築家のクリス・ロウとミュージシャンで雑誌の記者であったニール・テナントの2人から成るデュオ。
1986年の1st.アルバム。
アルバム全体にわたって非常にメロディアスで哀愁漂う佳曲揃い。
この哀愁はUKを含めたヨーロッパのアーティストじゃないと出ないだろうな…。
初めて「ウェスト・エンド・ガールズ」をFMで聴いたときは音の良さと相まって思わずかっこいいと唸ったものでした。
シンセベースに載せてRAP調からブリッジ、サビへ移行する流れは、今聴いてても思わず笑みが出てしまうほど好物。
この曲がイギリスやアメリカでNo.1を獲得したのを始め、「オポチュニティーズ」「恋はすばやく」「サバービア」等のヒット曲を連発。
本人達曰く、「ウェスト・エンド・ガールズ」よりも「オポチュニティーズ」の方が自信があったそうです。
このアルバムには他にも「レイター・トゥナイト」のような美しいバラードがあったりして、さながらベスト盤のようなバラエティに富んだ内容になっています。
踊るというより聴いて楽しむアルバム。
捨て曲なしのお気に入り盤。
さらに、このシンプルなジャケットワーク!
LP盤ならともかく、CDになるとさらに2人が小さくなり、タイトルも小さくなり、ミニマルさが増して逆に今っぽくなったりして…。
買うならぜひ3,200円時代のEMI旧盤を(文字の位置が原盤と違ったりしてますが…)!